ふと振り返ると、私の学び直しのきっかけはコロナ禍だったのだと思います。
憧れていた企業に入社し、右も左も分からないまま、自分の実力不足を痛感しながら働いていました。それでも、当時は目の前の仕事にやりがいを感じていました🏃➡️
そんな日常を大きく変えたのが、新型コロナウイルスでした。
働き方も、環境も、価値観も揺らぎ、世界全体が立ち止まったような時間。
それまで経験したことのない状況のなかで、否応なく「自分はどう生きたいのか」を考える時間が生まれました。
もともと内省することは嫌いではない性格です🙂
忙しさを理由に先延ばしにしていたこと、挑戦したいと思いながら手をつけてこなかったことに、改めて向き合うようになりました。
その頃に出会った言葉があります🌱
「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」
ガンディーの言葉でした。
少し大げさかもしれませんが、当時の私には十分すぎるきっかけでした。
ずっとどこかで避けてきた「学ぶ」という行為に、ようやく向き合おうと思えたのです。
学び直しの始まりは、英語だった
最初に取り組んだのは英語でした📖🎵
とは言え、「翻訳技術が進む時代に英語を勉強する意味はあるのか」
そんな声も多く聞きましたし、それも一理あると思います。
それでも私は、「だからこそ今やっておこう」と思いました。
少し天邪鬼だったのかもしれません(笑)。
どれだけ技術が進んでも、ビジネスにおけるコミュニケーションは“速度”だと感じていたからです。考えながら、反応しながら、その場で意思を伝える力は、デバイスだけでは補えないのではないか——そんな直感がありました。
TOEICの学習とオンライン英会話を始めたことが、私にとっての学び直しの第一歩でした。
そして、気づけばその延長線上にMBAへの進学という選択がありました。
30代で学び直す現実
理想とは違い、現実はなかなか厳しいものでした。
まず、時間を作ることが想像以上に難しい。
いつ勉強するのか、どれくらい続ければいいのか、すべてが試行錯誤でした。
仕事終わりに机に向かっても、頭はすでに限界。
ノートを開いたまま、うなずき続ける——いわば“ヘッドバンキング勉強”になっていたこともあります(笑)。
そしてもう一つ、強く感じたのが「環境」の存在でした。
学び直しは、必ずしも応援されるものではありません。
ひたむきに取り組む姿を面白がる人もいれば、
「それ、何のためにやっているの?」と問いかけてくる人もいました。
悪意があったのかどうかは分かりません💦
でも、その場の空気や表情は、不思議と今でも覚えています。
当時の私は、少し意地になっていたのかもしれません。
どうせなら結果で返してみよう、と。
後になって、国際会議の場で英語対応に戸惑っていた同僚の代わりに海外メンバーとのやり取りを任されたことがありました。特別な出来事ではありませんし、感謝を期待していたわけでもありません。
ただ、その瞬間だけは、静かに「続けていてよかった」と思えました。
小さな復習のような出来事だった気がします(笑)。
ここで一つ、はっきり分かったことがあります。
学び直しは、追い風の中で進むものではない🧚
むしろ、少しの向かい風の中で続けるものなのかもしれません。
それでも学び続けている理由
英語、簿記、そしてMBA。
振り返ると、それらは必ずしもキャリアアップのためだけではありませんでした。
学び直すことで得られたのは、資格や肩書き以上に「視点」でした。
物事を一方向からではなく、複数の角度から見ることができるようになる。
問いを持つことを恐れなくなる。
そして何より、自信がなくても「自分を信頼してみよう」と思える瞬間が増えていきました。
学び直しが、年収や転職といった分かりやすい成果に直結するとは限りません。
むしろ、外から測れる変化は少ないかもしれません。
けれど、判断基準や思考態度、不安との向き合い方のような、目に見えない部分が確実に変わっていく感覚があります。
それは静かで、説明しづらく、主観的なものです。
それでも、自分の内側で何かが育っている実感があります。
たぶん、それが私にとっての「答え」に最も近いものなのだと思います。
学び直しはゴールではない
学び直したからといって、不安が消えるわけではありません。
けれど、立ち止まり続けることはなくなりました。
迷いながらでも、前に進んでいる感覚があります。
だから私は、いまも学び続けています。
あなたが今、学び直したいと思っている理由は何でしょうか。


