
社会人MBA、どう両立する?|短日勤務を選んだ理由とその背景
MBA進学を決めてから、まず取り組んだのはTOEICと日商簿記2級の勉強でした(※詳しくは別記事で紹介しています。”MBAを目指す前にやったこと|社会人の私がまず取り組んだ2つの勉強”)
少しずつ準備が整ってきた頃、次に私が真剣に考え始めたのが、「働くこと」と「学ぶこと」の両立についてです。
志望校の条件は“通学必須”|仕事とどう折り合いをつける?
志望した大学院は、昼間に講義が行われるタイプ。夜間や日曜祝日の授業はなく、オンライン授業も一切なし。
つまり、平日昼間にキャンパスへ通うことが求められる、というスタイルでした。
当初は、「せっかく進学するなら、学業に専念して休職するという選択肢もあるのでは…?」と、一瞬考えたこともあります。ですが、現実はそうもいきません。
いくら学費が民間のビジネススクールに比べて安価とはいえ、生活費も含めて先立つものはお金。
私にとって「休職してフルタイム学生になる」という選択肢は、早々に現実的ではないと判断しました。
職場の制度が整う|“学び直し”を応援する会社の制度
そんなとき、勤務先でちょうど1年ほど前に「リスキリング・学び直しを支援する人事制度」がスタートしていました。
内容としては:
- 育児や介護だけでなく、学び直しを理由とした短時間勤務 or 短日勤務が可能
- キャリア自律や副業との両立など、多様な働き方を促進
「そういえば、そんな制度があったなぁ」と気づき、。
なんとかこの制度を活用できることになったことから、「短日勤務」を選ぶことにしました。(この制度を活用する上でも、上司とのやり取りにはとても苦労しましたが…)
なぜ短時間勤務ではなく“短日勤務”を選んだのか?
当時、2つの制度からどちらを使うか迷いました。
最終的に「短日勤務(勤務日数を減らす)」を選んだ理由は、大きく2つあります。
⏱ 1. 単位取得に必要な通学時間の確保が必要だったから
MBAは、単位取得に向けて通学・出席が必須の授業が多く、勤務時間を柔軟にしたとしても物理的に時間が足りないと感じました。
企業のフレックス勤務制度を使ったとしても、毎日の通学+業務を両立するには体力的にも時間的にも厳しい…。
そう考えて、「働く日を明確に減らす」選択が自分に合っていると思いました。
👥 2. “短時間勤務”は意外と働きにくいという現実もあった
職場では時短勤務を活用している同僚もいましたが、
「早く帰る予定なのに急な業務対応が入ってしまう」
「上司や他部署から“時短だからといって甘えるな”というプレッシャーを感じるので業務せざるを得ない」
といった声を聞くことがありました。
時間単位ではなく“今日は完全に仕事の日、今日は完全に学業の日”と区切りをつけることで、頭の切り替えもしやすくなるのではと考え、短日勤務を選びました。
📌まとめ|働きながら学ぶなら、自分に合った制度を味方に
社会人としてMBAに通うには、時間とエネルギーのやりくりが本当に大変です。
でも、会社の制度や働き方の柔軟性をうまく活用できれば、学びと仕事を両立する道はちゃんと見つかると私は思います。
もちろん、制度を利用できるかどうかは職場の考え方・文化やタイミングにもよると思いますが、
「学び直したい」「働きながら成長したい」と思っている方は、まずは自分の職場の制度や環境を見直してみるのもおすすめです。