社会人MBAは大変?働きながら通って感じたリアルと後悔しない選び方
社会人MBAに興味はある。
でも、働きながら本当に通えるのだろうか。
講義についていけるのだろうか。
仕事や家庭と両立できるのだろうか。
お金と時間をかけて、後悔しないだろうか。
社会人MBAを考え始めると、期待よりも先に不安が出てくる人は多いと思います。
私自身もそうでした。
社会人として働きながらMBAに通う。
「意識が高い」「かっこいい」と言われることもありました。
でも、実際に通ってみると、きれいごとだけではありませんでした。
仕事との両立。
課題の重さ。
学友との比較。
体調管理。
自分の未熟さと向き合う時間。
正直に言うと、何度も「思っていた以上に大変だな」と感じました。
それでも私は、社会人MBAに進学してよかったと思っています🙂
なぜなら、社会人MBAは単に知識を得る場所ではなく、これまでの働き方や自分の価値観を見直す場所でもあったからです。
この記事では、私自身の体験をもとに、社会人MBAで大変だったこと、通ってよかったこと、そして後悔しないために考えておきたいことをまとめます。
これから社会人MBAを検討している方。
今、社会人MBAに通っていてしんどさを感じている方。
30代以降のキャリアに迷い、学び直しを考えている方。
そんな方にとって、少しでも判断材料になればうれしいです。
社会人MBAは大変?結論、大変です
まず結論から言うと、社会人MBAは大変です。
特に、働きながら通う場合は、想像以上に時間と体力を使います。
講義に出るだけなら、何とかなるかもしれません。
でも、MBA生活は講義だけでは終わりません。
事前課題があります。
レポートがあります。
グループワークがあります。
発表準備・プレゼンテーションがあります。
講義前後の予習・復習も必要です。
さらに社会人の場合、当然ながら仕事があります。
仕事の責任を抱えながら、限られた時間で学び続ける。
これが社会人MBAの一番大変なところだと思います。
私も入学前から、「時間との勝負になるだろうな」とは思っていました。
でも、実際はその想像を超えていました。
会社の制度を使って勤務日を調整していた時期もありましたが、
それでも全く時間が足りないと感じることが多かったです。
課題が重い週や、苦手分野の講義がある週は、ほぼ勉強漬けになります。
ひとつの課題を終わらせるのに、7時間以上かかったこともありました💦
勤務日を調整したとはいえ、仕事の量が完全にゼロになるわけではありません。
講義中に「明日の会議、大丈夫かな」と考えてしまう。
仕事中に「このあと課題をやらないと」と焦ってしまう。
どちらにも集中しきれず、気持ちが分散する瞬間もありました。
だからこそ、社会人MBAは「なんとなく行けば何か変わる場所」ではないと思います。
行くなら、自分の時間、体力、お金をどう使うのか。
何のために通うのか。
ある程度、覚悟を持っておく必要があります。
大変だったこと1:タイムマネジメントが想像以上に難しい
社会人MBAで最初にぶつかった壁は、タイムマネジメントです⏱
MBAに通う前は、仕事をしながら勉強すること自体は、何となく想像できていました。
でも実際には、単に「勉強時間を確保する」だけでは足りません。
仕事で疲れたあとに、頭を切り替えて講義を受ける。
講義後に課題を進める。
週末にレポートを書く。
グループワークの日程を調整する。
発表に向けて資料を作る。
これらを、生活の中に組み込む必要があります。
特に大変だったのは、何事も予定通りに進まないことです😅
仕事で急な対応が入る。
体調を崩す。
思ったより課題に時間がかかる。
グループワークの調整に時間を取られる。
計画を立てても、その通りに進まないことは何度もありました。
社会人MBAでは、完璧なスケジュール管理よりも、崩れたときに立て直す力のほうが大切かもしれません。
とは言え、私自身、最初はすべてをきちんとやろうとしていました😣
講義内容を完璧に理解したい。
課題もちゃんと仕上げたい。
仕事にも穴をあけたくない。
同僚や周りにも迷惑をかけたくない。
でも、全部を完璧にしようとすると、どこかで苦しくなります。
社会人MBAを続けるには、「今日はここまででよし」と決める力も必要です。
- 100点を目指すより、まずは出す。
- 完璧に理解できなくても、講義メモをしっかりとる。
- できない日があっても、翌日に戻る。
この割り切りができるかどうかで、続けやすさは大きく変わると思います。
大変だったこと2:周りの学友と比べてしまう
2つ目の壁は、周りの学友と比べてしまうことです。
社会人MBAには、本当にいろいろな人がいます。
弁護士
会計士
コンサルタント
経営者
海外勤務経験のある人
有名大学からの留学生
講義での発言やグループワークを見ていると、「優秀な人が多いな」と感じる場面が何度もあります。
入学してしばらくは、自身の自己紹介するのが嫌になるくらいでした。笑
頭では、人と比べても意味がないとわかっています。
でも、実際には比べてしまいます。
自分はなんて平凡な会社員なんだろう。
自分の強みは何だろう。
この場にいて大丈夫なのだろうか。
そんなふうに、不安になることもありました。
私の場合、MBAに進学した理由も、最初から前向きなものばかりではありませんでした。
「今の組織にいることが息苦しい」
「でも、会社員をやめてしまうなら、会社・組織のことをもっと知ってからがいい」
そんな迷いもありました。
だからこそ、明確な目標を持っているように見える学友を見ると、「自分とはスタートラインが違うのでは」と感じることもありました。
ただ、今は少し考え方が変わっています。
比べてしまうこと自体が、悪いわけではないと思うのです。
比べることで、自分に足りないものが見える。
自分が大切にしたいものも見える。
逆に、自分が無理に目指さなくていいものも見えてくる。
社会人MBAは、自信をつける場所であると同時に、自信を失う場所でもあります。
でも、その揺れの中で、自分の輪郭が少しずつ見えてくる。
私はそう感じています。
大変だったこと3:体調管理の重要性を痛感した
社会人MBA生活で、私が一番後悔していることのひとつは、体調を崩してしまったことです。
健康が大切だということは、頭ではわかっていました。
でも、新しい環境、仕事との両立、生活リズムの変化、課題のプレッシャー、夏の暑さ。
いろいろなものが重なって、入学してからの数か月は、体調不良で過ごすことが多かったです。
私の悪いところなのですが、気づかないうちに無理をしていました。
「まだ大丈夫」
「これくらいなら頑張れる」
「みんなもやっているから」
そう思っているうちに、何度もダウンしました🫠
元気じゃないと、何も進みません。
授業に出ても集中できない。
課題を読んでも頭に入らない。
人と話す余裕もなくなる。
学びたい気持ちまで、少しずつ薄れてしまう。
社会人MBAでは、勉強量よりも、体調を崩さず続けることのほうが大事だと感じます。
睡眠を削り続ける。
休日をすべて課題に使う。
疲れているのに無理をする。
短期間ならできるかもしれません。
でも、それを続けると、どこかで限界がきます。
社会人MBAは、短距離走ではありません。
むしろ、長く走り続けるためのペース配分が必要です。
MBAで必ずファイナンスを学ぶと思いますが、
健康は私たちにとって超重要資産であるということです。
頑張ることと、無理をすることは違う。
このことを、私はMBA生活を通じて強く実感しました。
社会人MBAで後悔しやすい人
社会人MBAは価値のある学びだと、私は思っています。
でも、すべての人におすすめできるわけではありません。
特に、次のような人は、入学後に後悔しやすいかもしれません。
まず、「MBAに行けばキャリアが自動的に変わる」と期待している人です。
MBAに通っただけで、急に年収が上がるわけではありません。
転職やキャリアアップが必ず成功するわけでもありません。
会社で評価されるとは限りません。
MBAは、人生を一発逆転させる魔法ではないと思います。
むしろ、学んだことをどう使うか。
誰とつながるか。
どんな価値観や視座をもって、自分の人生にどう結びつけるか。
頭の片隅に置きながら勉強するとよかったなぁと改めて思います。
次に、「学歴や肩書きだけが目的になっている人」も注意が必要です。
もちろん、MBAという肩書きに意味がないわけではありません。
でも、講義や課題は現実的に大変です。
肩書きだけを目的にすると、途中で苦しくなる可能性があります。
またMBAは資格勉強とは大きく異なります。MBAを資格だとおもって進学を決定するのは、危険だと思います。
最後に、「時間的な余白がまったくない人」です。
仕事、家庭、体調、通学距離、経済的負担。
これらの条件が厳しすぎると、どれだけ意欲があっても続けるのが難しくなります。
入学前には、理想だけでなく、現実の生活をしっかり見ておく必要があります。
仕事である程度、柔軟に調整することができるのか。家族の理解を得られるか、経済的に問題がないかなど、改めて確認しておく必要があります。
それでも社会人MBAに通ってよかった理由
ここまで大変だったことを書いてきました。
それでも私は、社会人MBAに通ってよかったと思っています。
理由は、仕事だけをしていたら出会えなかった視点に出会えたからです。
会社の中にいると、自分の仕事、自分の部署、自分の会社の常識が、いつの間にか世界のすべてのように感じてしまうことがあります。
でも、MBAでは違います。
業界も職種も年齢も違う人たちと学ぶ。
企業を財務や戦略の視点で見る。
組織やリーダーシップについて考える。
自分の経験を、理論と結びつけて見直す。
すると、これまでの仕事の見え方が少し変わります。
「あの違和感には、こういう構造があったのか」
「あの組織の問題は、自分だけの問題ではなかったのか」
「自分はこういう環境で力を発揮しやすいのか」
そんなふうに、自分の過去の経験を整理できるようになりました。
私にとって社会人MBAは、単に経営学を学ぶ場所ではありませんでした。
キャリアに迷った自分が、自分の考え方や価値観を見つめ直す場所でもありました。
社会人MBAが向いている人
私が思う、社会人MBAが向いている人は、次のような人です🫡
- キャリアに迷いがあり、それを言語化したい人
- 会社の中だけでは見えない視点を得たい人
- 経営や組織を体系的に学びたい人
- 自分とは違う背景の人と議論したい人
- 忙しくても、学ぶことに意味を感じられる人
特に、30代以降でキャリアに迷っている人にとって、社会人MBAはひとつの選択肢になると思います。
30代になると、ただ目の前の仕事を頑張るだけでは、どこかで不安を感じることがあります。
このままでいいのだろうか。
自分の専門性は何だろうか。
今後どんなキャリアを築きたいのだろうか。
そうした問いに、すぐ答えが出るわけではありません。
でも、学びながら考えることで、少しずつ自分の軸が見えてくることがあります。
社会人MBAは、答えを与えてくれる場所というより、問いを深めてくれる場所なのかもしれません。
入学前に考えておきたいこと
社会人MBAを前向きに検討している場合、入学前に考えておきたいことがあります。
まず、何のために通うのか。
転職のためなのか。
昇進のためなのか。
起業のためなのか。
経営を学びたいのか。
キャリアの迷いを整理したいのか。
目的は、最初から完璧でなくてもいいと思います。
でも、「なぜ今、自分はMBAに行きたいのか」は、一度立ち止まって考えたほうがよいです。
次に、時間の確保です。
平日の夜に講義があるのか。
土日に講義や課題があるのか。
通学時間はどれくらいか。
仕事の繁忙期と重ならないか。
家族や周囲の理解は得られるか。
ここを簡単に見積もってしまうと、入学後にとても苦しくなります。
そして、何よりも大事な体調管理です。
睡眠時間を削れば何とかなる。
気合いで乗り切れる。
そう考えたくなる気持ちはわかります。
でも、社会人MBAは長く続く学びです。
体調を崩すと、効率は落ちてしまいますし、なによりせっかく学ぼうとした自身を裏切ってしまうような気持になります。
だからこそ、頑張り方だけでなく、休み方も考えておくことが大切です。
社会人MBAは大変。でも、自分の輪郭を取り戻す時間にもなる
社会人MBAは大変です。
時間は足りなくなります。
課題に追われます。
周りと比べて落ち込むこともあります。
体調を崩すこともあります。
自分の未熟さに向き合う場面もあります。
でも、それでも私は、通ってよかったと思っています。
なぜなら、社会人MBAで得たものは、知識だけではなかったからです。
自分が何に違和感を持っていたのか。
どんな環境で力を発揮したいのか。
どんな働き方を大切にしたいのか。
これからどんなキャリアを選びたいのか。
そうしたことを、少しずつ考え直す時間になりました。
社会人MBAは、人生を一気に変える魔法ではありません。
でも、キャリアに迷っている人が、自分の輪郭を取り戻すきっかけにはなります。
これから社会人MBAを考えている方へ。
大変さは、確かにあります。
でも、その大変さの中でしか見えない景色もあります。
大切なのは、周りと比べて完璧な自分を目指すことではありません。
自分はなぜ学びたいのか。
この時間をどう使いたいのか。
学んだ先に、どんな自分でありたいのか。
そこに向き合うことだと思います。
もし今、社会人MBAに行くかどうか迷っているなら、不安があること自体は自然なことです。
不安があるからこそ、きちんと考えられる。
迷いがあるからこそ、自分にとって必要な学びを選べる。
心配になってしまうのは、あなたが真剣に考えている証拠です。
社会人MBAは、楽な道ではありません。
でも、自分のキャリアをもう一度見つめ直したい人にとっては、十分に価値のある選択肢だと思います。


