今、学ぶ意味はある?社会人MBAで気づいた「学びの本質」
日記

MBAで学んだことは古くなる?|それでも学びが「一生もの」になる理由

「MBAで学んだことって、数年後には古くなっちゃうんじゃない?」
そんな不安、私も感じたことがあります。

実際、学んだ知識がアップデートされていくのは避けられません。
たとえば最近では、経営学で「エフェクチュエーション」や「パーパス経営」といったキーワードが注目されていますし、マーケティングの定義も従来の「価値の交換」から「価値共創」へと変化してきています。

でも、それは「だから学ぶ意味がない」ではないと私は思っています。


知識(What)は古くなる。でも考え方(How)は残る

MBAで学ぶ知識──つまり「What」は確かに変わっていきます。日々の学習でもそれを感じます。
でもその知識を使ってどう考えるか(How)は、時間が経っても色褪せません。

私自身、講義や課題、ディスカッションを通して実感したのは、
理論と実践を行き来しながら、「考える力」が身についているような感覚でした。

  • 何を学んだかより、どう解釈したか
  • 正解を出すより、なぜその答えに至ったのかを語れること

この「How」を育てることが、MBAという学びの本質のひとつだと思っています。

正直、私は「考え方」に自信が持てなかった

こう書いている私も、実は「自分の考え方」に強い苦手意識がありました。

「意見を言ったら否定されるかも…」
「ちゃんと論理的に説明できる自信がない」
そんな不安がずっとつきまとっていました。

もしかすると、職場での心理的安全性の低さも関係しているかもしれません。
周りを尊重しすぎて、自分の意見を押し殺してしまう場面が何度もあって、以前も教授に指摘されたところでした。

考える力は、真似ることから始まるかもしれない

そんな私が今できるのは、尊敬している人の考え方を観察し、真似ることではないかと思っています。

  • 話の組み立て方
  • ものの捉え方
  • どんな視点から問題を見ているか

直接会えなくても、セミナーを聞いたり、書籍を読むことで「その人の思考」を吸収することができます。

「How」は持って生まれたセンスじゃない。学んで身につけることができるものなんだと思えるようになってきました。(それでも自分にはまだまだ自信がありません)

学びの価値は、WhatとHowの両方にある

学びの中で出会う知識(What)ももちろん大事。
でも、それをどう使うか、どんなふうに活かすかという考え方(How)こそが、一生ものになるのだと私は信じています。

そしてその「How」は、教授や講師だけでなく、さまざまな背景を持った仲間との対話の中でも育つもの。

MBAで学ぶということは、知識だけでなく「生きた思考力」を磨く時間でもある──そんなふうに感じています。


📌おわりに|今だから学ぶ。それが未来をつくる

「今、学んでも意味があるのか?」
そんなふうに迷う日もあるかもしれません。

でも、今だからこそ得られる気づきや出会いがあります。
そして、今だからこそ“考える力”を育てられる瞬間があると、私は信じています。

この記事が、あなたの「学ぶ理由」を再確認するきっかけになればうれしいです