
働きながらMBAを目指すのは甘くない?|つらかったのは“理解されないこと”
働きながらMBAに通うということ|一番つらかった“職場での理解
MBAに進学する前、私が一番不安に思っていたのは、「本当に仕事と両立できるのか?」ということでした。
振り返ってみると、時間や体力のマネジメントと同じくらい大変だったのは、周囲の“理解”を得ることだったかもしれません。
理解してくれた人たちがいたから、なんとか踏ん張れた
私の周りには、応援してくれる人たちもちゃんといました。
- 一緒に仕事をしていた同僚からの「頑張ってね!」という声
- 体調を崩したときに心配してくれた人の優しさ
そんな言葉や気遣いに、どれだけ励まされたか分かりません。
「見ててくれる人はちゃんといるんだな」って、心が救われた瞬間もありました。
でも…全員が応援してくれるわけじゃなかった
一方で、心に刺さった言葉も、たくさんありました。
- 「そんなことして何になるの?」
- 「何になりたいわけ?」
- 「お勉強大変ですねー」(ねぎらいの言葉ではなく、皮肉として)
特に、直属の上司とのやりとりは今でも忘れられません。
マネジメントを任されていたタイミングでの進学希望だったこともあり、
「将来マネージャーになりたいと思ってるなら、大学院なんて私だったら行かない。現場で苦労して、経験するものでしょ」と、否定的な言葉を面と向かって言われたこともありました。
「仕事と学びの両立」は、業務量だけの話じゃなかった
短日勤務という制度を使っていたとはいえ、仕事の内容や責任はフルタイム勤務と変わらなかったように思います。
周囲の理解が得られなければ、「あの人だけラクしてる」と思われることもあるし、
業務の調整をするにも、周りから“空気を読むこと” ”期待以上の成果”が求められる場面が多くあります。
実感したのは、仕事と学業の両立は、単に“時間のやりくり”だけではないということ。
気持ちの余裕や、周囲との信頼関係があってこそ、両立は成り立つのだと思います。
✅最後に|応援してくれる人を、大切にしたい
今でも、ふとした瞬間に思い出すことがあります。
あのとき言われた冷たい言葉、心ない態度。
そして時には、「私は何のために勉強しているんだっけ?」と、自分に問いかけてしまうような日もあります。
課題が重なって眠れない日、仕事のプレッシャーとぶつかる日…。
そんなときは、自分の選択に不安を感じることも正直あります。
でも、ひとつだけ言えるのは、「この学びは、自分のためのもの」だということです。
何かを志したとき、努力を始めたとき、
その姿を見て、馬鹿にしたり、冷やかしたりする人がいるかもしれません。
でも、応援してくれる人も必ずいます。
私は、そうした人たちに支えられていると感じることができています。
だからこそ、これからも「応援してくれる人を大切にしたい」し、反対意見や皮肉に、もう時間や心を奪われたくないと思います。これからも、自分のペースで、進んでいこうと思います。