
社会人MBA受験で一番悩んだ「学習計画書」|棚卸しから気づいた私の課題と学び
MBAの出願書類の中でも、特に時間をかけたのが学習計画書でした。計画書といっても、スケジュール表のようなものではなく、「履歴書の右半分」や「エントリーシート」に近いもの。これまでの経験や課題意識、MBAで何を学びたいか、そしてそれを活かして将来どんな貢献ができるのかを言語化する必要があります。
でも私は、これが全くうまく書けませんでした💦
理由はシンプルで、普段から自分の考えを言葉にすることをしてこなかったからです。
「MBAを目指すんだから、ある程度は考えているだろう」と思っていたのに、まったく言葉が出てこない。これが最初の大きな壁でした。
自分のキャリアを棚卸しして気づいたこと
まずは、自分のこれまでの業務経験を棚卸してみることから始めました。
これは、とにかく思いついたもの、どこで何をしたか、どんな人と関わって成し遂げたか、どんな成果を得て、どんな学びがあったか。
ところが、営業や販売部門のように分かりやすい成果(売上、数字)があるわけでもなく、
「これは果たして評価される業務なのだろうか?」と、少し自信をなくしてしまったことを覚えています。
振り返ってみれば、企業に勤めている以上仕方のないことですが、私の仕事は企業全体のミッションの中の“ごく一部”にすぎないということに気づかされ、どこか時間も労力も費やした自身のこれまでにどこか希薄に感じられてしまったのです。
「私がMBAを目指す理由」に結びつけるストーリーを作る
次に取り組んだのは、「MBAを目指した理由」とつながるエピソードを探すこと。
このとき、私は過去すべての経験を盛り込むのではなく、直近5年に絞ることにしました。
そして、その中でも“経営に間接的に関わった”と感じる業務に焦点をあててみました。
たとえば、自身が担当者として進めた部署横断のプロジェクトや、経営層の意思決定に関わる資料作成など。
「その業務が、なぜ自分にとって印象的だったのか」
「そこで何に課題を感じ、どんな視座を得たのか」
これを丁寧に言語化することで、ようやく自分なりのストーリーラインが見えてきました。
最初の草案は20点。でも、それでよかった
こうして1本目の草案を書いてみたのですが…
率直に言って、出来は20点くらい。さらに、これは学習計画書の4分の1も満たせていない。
文章の流れもチグハグで、自分の経験や気持ちをどう表現すればいいのか分からない。
でも、「とりあえず書いてみた」ことで、自分の言葉で伝えるための基盤ができた気がします。
そして次回は、この草案をどうブラッシュアップしたのか、さらに具体的にお話ししたいと思います。
🌱おわりに|「悩んだ分だけ、深みが出る」と信じて
学習計画書は、社会人にとって本当に難しい課題です。
でも、だからこそ、自分のことを一番深く考える機会でもありました。
「思うように書けない」「言葉にならない」
そんな風に感じている方に、少しでもこの経験が参考になれば嬉しいです✨