「社会人MBA 大変」
「社会人MBA 働きながら」
こうした検索が多い中で、
「社会人MBA 後悔」という言葉を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
実は、私自身も入学前に検索しましたし、
在学中でさえ、その言葉が頭をよぎったことがあります。
(特に、ハードな講義のテスト前などは。😅)
結論からお伝えすると、
社会人MBAで後悔する人には、ある共通した誤解があるように思います。
この記事は、
実際に社会人MBAに入学し、在学中に感じた私自身の実体験をもとに書いています。
社会人MBAは大変?万能じゃないけど、私の人生を変えた“学びの再定義” – Learners & Careers
社会人MBAで後悔しやすい人が抱いている「よくある誤解」
単刀直入に言うと、多くの人がMBAに対して、次のような期待を抱いています。
・MBAに行けば、出世できる
・MBAに行けば、スキルが増える
・MBAに行けば、評価される
個人的には、これらは完全に間違いだとは思いません。
実際に、MBAをきっかけにキャリアアップ転職を実現する人もいます。
ただし——
これを主目的にすると、後悔しやすくなるのも事実です。
社会人MBAの現実|在学中に「大変」「きつい」と感じる理由
社会人MBAに入ると、
「知らない」「できていない自分」を容赦なく突きつけられます。
経営学というアカデミックな世界は、
これまで大学で学んできた内容とも、実務とも、大きく異なります。
理論と実務の往復が求められ、
内容の濃さも量も桁違いです。
私自身、コーポレート機能部門にいたことで、
経営に関する言葉や業務に触れる機会は多くありました。
それでもなお、
分からないこと、知らないことの方が圧倒的に多い。
点では理解できても、
それを線や面として理解できない自分が、毎日のように浮き彫りになります。
特につらかったのは、議論の場でした。
頭の中では意見が浮かんでいるのに、
言語化できない。
緊張して、口に出せない。
それは、
これまで実務の中でどれだけ議論を避け、
自分の意見を言わずに過ごしてきたかが露呈する瞬間でした。
そこで気づいたのです。
社会人MBAは、
自分を生まれ変わらせてくれる魔法ではない。
「自分の未整理さが、はっきり表に出る場所」なのだと。
なぜ「社会人MBA=後悔」という感情が生まれるのか
入学前に募らせた期待は、やがてこうした思いに変わります。
- 出世するはずだった
- 優秀な人間になるはずだった
- 不確実な環境でも揺るがないスキルを得るはずだった
そして、現実との間にギャップが生まれる。
私の解釈では、
このギャップこそが「後悔」という感情の正体なのだと思います。
MBAが期待外れなのではなく、
期待の置きどころが、少しだけずれていたのです。
実体験|私もこの誤解を持っていました
私自身も、同じ誤解を持っていました😔
他の記事でも書いていますが、
私がMBAに進んだ理由は、決して前向きなものだけではありません。
組織の中で感じた違和感。
成長している実感を持てない環境。
「私は、組織に属することが向いていないのでは」と思い始めた時期もありました。
一方で、
「企業価値を高める」というテーマには強い関心がありました。
企業を複数経験してきたけれど、
企業のことも、経営のことも、実はよく分かっていない。
それなら、経営管理を体系的に学びたい——
そう考えてMBAを選びました。
正直に言えば、
「何かが変わるかもしれない」という期待も、どこかにありました😶🌫️
しかし在学中に突きつけられたのは、
会計・統計・マーケティングなど、
一つ一つの知識が圧倒的に足りていない現実でした。
目の前の学びは「点」であり、
それを経営という視点で「線」や「面」にできない自分🙁🙁
「思っていたほど成長していないのでは?」
そんな焦りを感じることも、何度もありました。
だからこそ、内省を通じてたどり着いたのが、この認識です。
MBAは「自分を昇華させる場所」ではなく、
「自分を深く理解するきっかけが、何度も与えられる場所」だということです。
社会人MBAがつらいと感じる人ほど、本質に近づいている理由
大変=失敗ではありません。
つらい=成長していない、でもありません。
むしろそれは、
「今の自分と、真剣に向き合っている証拠」だと思います🐥
問いが増え、不安が増える。
けれど、その不安を整理し、
仮の答えでも自分なりに見つけられたとき、
はじめて「学んだ」と感じられる。
社会人MBAの本当の価値は、
次のような変化にあります。
内省し、思考の癖に気づく
自分の価値観が、少しずつ形作られていく
新しい「捉え方」を得る
社会人MBAで後悔しない人は、何を期待しているのか
後悔しない人が見ているのは、
目に見えるスキルではありません。
正解ではなく、問い
近道ではなく、基礎づくり
結果ではなく、考え続ける姿勢
在学中でも、不安から資格取得に走る人はいます。
それも、決して間違いではありません。
ただ、Renoメソッド的に考えるなら、
学びとは何かを継ぎ足す行為ではなく、
自分を深く理解していくプロセスです🧚🧚
まとめ|これから社会人MBAを考える人へ
社会人MBAは、
ビジネスの万能薬ではありません。
魔法でもありません🙅♂️
けれど、
思考を止めず、逃げずに向き合い続ける人を
裏切らない場所だと、私は感じています。
「成長したい」よりも、
「自分を深く理解したい」と思う人には、
これ以上ない学びの場です。
MBAは、自分を強くしてくれる学びではなく、
自分への問いを深め、価値観を形作ってくれる場所。
「そんなことのために、高い学費は払えない」
そう感じる人がいるのも、正論です。
それでも私は、
それだけの価値があったと言えます。
焦りや不安はありました。
それでも、社会人MBAに行ってよかった。
今は、そう思えています😊😊



