前回の記事では、「ToDoリストを細かくする」、「学習時間ではなく進捗を大事にする」という工夫をご紹介しました。小さな達成感を積み重ねることで、勉強が続きやすくなると実感しています。
今回はさらに、私が簿記やTOEICの勉強で取り入れて効果があった習慣化の工夫②をご紹介します。
1.勉強時間は「朝のルーティン」に組み込む
夜は疲れ切って集中できないことが多いため、思い切って朝の勉強時間を優先するようにしました。最初はわずか15分だけでしたが、驚くほど頭がすっきりしていて効率が良いのです。
「朝の15分は夜の1時間に勝る」と感じるくらい、効果的でした。朝の学習はその日のリズムを整えてくれるので、独学を続けたい方にはぜひおすすめしたい方法です。
2.ポモドーロ法で集中力を維持する
「ポモドーロ法」とは、25分の集中+5分の休憩を1セットとして繰り返す学習法です。
人間の集中力は長時間持続しないため、「2〜3時間ぶっ通しで勉強するぞ!」と意気込むよりも、短い集中と休憩を繰り返す方が効率的です。
特にやる気が出ないときや、難しい問題に取り組むときには「25分だけやってみよう」という気持ちで始められるので、ハードルがぐっと下がります。気づいたら1時間以上集中していた、なんてこともよくあります。
3.勉強する環境を整える
机の上が散らかっていると、集中力も散漫になります。勉強する時は、必要なもの以外を机から片付けるようにしました。
また、照明の明るさ、椅子の座り心地、香りなども意外に大切です。お気に入りの文房具やリラックスできるアロマを用意するのは、独学を長く続けるための「自己投資」だと思っています。
4.目標や進捗を「見える化」する
ToDoリストも大切ですが、自分の目標を日常で自然と目に入る場所に掲げることも有効です。心理学でも「視覚化した目標は達成率を高める」と言われています。
私自身、子どもの頃から書道でその年の目標を書いて壁に貼る習慣がありました。今も同じように、ノートやスマホの壁紙に目標を書いて設定しています。人に見られると恥ずかしい場合は、自分だけが見られる場所にこっそり掲げるのもおすすめです。
5.小さなご褒美を用意する
最後に大事なのは自分へのご褒美です。問題集を一区切りつけたらコーヒーを淹れる、お気に入りのお菓子を食べるなど。脳科学的にも「ご褒美効果」は習慣化を助けるといわれています。
「ご褒美」といっても大げさなものではなく、ナノレベルの小さな楽しみで十分。限定のお菓子やちょっと特別なスイーツを楽しみにするだけで、不思議とやる気が湧いてきます。
独学を続けるには、強い意志だけではなく小さな工夫の積み重ねが大切です。
朝のルーティン、ポモドーロ法、環境づくり、目標の見える化、そして小さなご褒美。これらを組み合わせることで、簿記やTOEICの勉強を挫折せずに続けることができました。
いま頑張って勉強を取り組んでいる方もこれから勉強を始めるという方も、ぜひ取り入れてみてください😊
	
	

