
私の独学失敗談 ― 資格勉強でやってはいけない勉強方法
今回は、私自身の独学の記録について振り返ってみたいと思います。
資格勉強やスキルアップを「独学でやってみよう」と考えている方に、少しでも役立つ情報になれば幸いです。
独学の魅力と落とし穴
独学は、思い立ったときにすぐ始められる自由さが魅力です。通学や通信講座のようにお金や時間の制約も少なく、自分の決意ひとつで成長に向けた学びをスタートできます。
ただ、その自由さが裏目に出ることもあります。私は簿記やTOEICをはじめ、これまでいくつも独学に挑戦してきましたが、その過程で何度も失敗してきました。今回はその中から代表的な失敗談を3つご紹介します。
失敗談① 「決意」だけで満足してしまった
「よし、やるぞ!」という決意は大切ですが、それだけでは行動に結びつきません。人間には現状を維持しようとする本能(ホメオスタシス)があると言われています。新しい挑戦を始めても、気がつけば元の生活に戻ってしまうことがよくあります。
私自身も、「やる!」と決めた時点で安心してしまい、本や参考書を買って満足してしまったことが何度もありました。最悪なのは、数ページだけ読んで放置……(恥ずかしいですが、これが過去の私です😅)。
この経験から学んだのは、まず試験に申し込んでしまうことが一番の行動につながる ということです。受験日が決まり、受験料を支払うことで自動的に目標が設定され、自然と学習計画を立てざるを得なくなります。私の感覚では、資格勉強の場合は申し込んだ時点で、資格取得までのゴールの半分はクリアしたようなものです。
失敗談② ゴールを細分化できなかった
もう一つの大きな失敗は、「なんとなく」勉強を始めてしまったことです。参考書を読んでいても「これって何のためにやっているんだろう?」と感じたり、「今日はできなかったけど、明日やればいいか」と先延ばししてしまったり……。
特に仕事や家事と並行しながらの勉強では、日常の忙しさを理由にしてしまうと独学は続きません。今なら言えるのは、ゴールを明確にし、期日を設定し、できるだけ細かいステップに落とし込むこと が大切だということです🧐
私が好きな言葉に「野望は高く、目標は低く」があります。大きな目標を掲げつつも、日々の小さな目標をクリアしていくことが独学を続けるコツだと思います。当時の私はそれに気づかず、漠然とした努力で消耗していました。
失敗談③ テキストを通読して満足してしまった
独学でやりがちなのが「テキストを最初から最後まで読んだ=勉強した気になる」という落とし穴です。私もその典型でした。
本を読むだけでは知識は定着しません。学習は インプットとアウトプットの両輪 があってこそ。問題を解いて手を動かすことが、知識を自分のものにするために必要不可欠です。
読書の怖いところは、「できた気持ちにさせてくれる」点です👻1冊を読み終えると達成感はあるのですが、振り返ると「何を学んだのか」「どの力がついたのか」があやふや。今振り返ると、本を読んだ後に「この本のメインテーマは何だったか」と一言でまとめるだけでも学習効果は大きく変わったと思います。
おわりに
今回は、独学の失敗談を3つ紹介しました😢
- 決意だけで終わってしまったこと
- ゴールを細分化できなかったこと
- テキストを読んで満足してしまったこと
これらは私が何度も経験した落とし穴です。最初から独学がうまくいったわけではなく、試行錯誤と失敗の連続でした。
次回は、さらに別の失敗談や、そこからどう工夫して改善したのかを紹介していきたいと思います。
この記事が、これから独学を始めようとする方にとって「反面教師」になれば嬉しいです😊