独学は、「自分を責めない」というのも大事なこと
日記

私の独学失敗談② ― 時間に依存してしまったことと他人との比較

前回に続いて、私の独学失敗談を共有したいと思います。
簿記やTOEICを独学で勉強する中で「これはやってはいけなかった」と気づいたことがまだまだあります。これから独学で資格勉強やスキルアップを考えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

失敗談④ 学習時間だけを目標にしてしまった

独学の初期によくやってしまったのが、「今日は2時間勉強できたからOK!」と 時間だけで満足してしまうこと でした。
もちろん学習時間を確保するのは大切です。ただ、時間をかけた=力がついた、ではありません。

社会人や学生にとって、限られた時間をどう活用するかは大きな課題ですよね。よく言われる「Time is money(時は金なり)」の通り、時間は有限であり、その中でどれだけ濃い学習ができるかが大事です。

私自身、簿記やTOEICの学習でも「ただ時間を積み上げるのではなく、集中してアウトプットを重ねたとき」に大きな成長を感じました。今振り返ると、学習時間はあくまで目安であり、本当の目標は「理解したことを自分の力で使えるようになること」だったと思います。

失敗談⑤ 他の人と比べてしまった

もう一つ大きな落とし穴は、他人の学習ペースや結果と自分を比べてしまったこと です。

インターネットで検索すると「1か月で簿記2級に合格!」「TOEICスコアを2か月で600点から860点に!」といった体験談がたくさん出てきます。
それを見て最初は「自分もできるのでは?」と思ったのですが、俯瞰して考えれば、

人によってバックグラウンドや学習環境、基礎力はまったく違います。短期集中で結果を出す人は、その人なりの土台があることが多いです。私のように素養がゼロに近い状態で真似をすると、かえって焦りや不安につながってしまいます。

もちろん、そうした成功談から「モチベーションをもらう」「元気をもらう」ことは大いにアリだと思います。ただ、私の場合は「できていない自分」にばかり目が行き、気持ちが落ち込んでしまうことが多かったので、あえて参考にしないようにしました。

独学は孤独、でも続ける工夫がある

失敗談というより「実感」に近いのですが、独学にはどうしても孤独がつきまといます。進捗を共有する相手がいないと、飽きてしまったり、不安に押しつぶされそうになって中断してしまうこともあります。

ただ、振り返ってみると私はこの点が自分の性格に合っていたように思います。コミットするのはあくまで自分自身。SNSや周囲の人にはわざわざ公言せず、静かに取り組むスタイルでした。家族だけには「勉強している」と伝えましたが、何をどこまでやっているのかまでは話さず、目標を達成したときに簡単に報告する程度。それくらいの距離感が、自分にとってはちょうど良かったのです。

また、独学を選んだ大きな理由のひとつに「費用面」があります。資格スクールや通信講座はどうしてもコストが高く、私は「なるべくお金をかけずにやりたい」と思っていました。その代わりに、自分でToDoリストを作って進捗を管理。今日は何をやるかを明確にしておくことで、勉強を習慣化しやすくなり、孤独の中でも淡々と続けることができました。

まとめ

今回お話ししたのは、独学の失敗談の続きです。

  • 学習時間だけを目標にしてしまったこと
  • 他人と比べて焦ってしまったこと
  • 独学ならではの孤独と、それを乗り越える工夫

独学は自由度が高い分、こうした落とし穴も多いですが、工夫次第で続けることはできます。
私にとっては「進捗を管理する」「小さな達成感を積み重ねる」「人と比べすぎない」という点が、続ける上で大きな学びになりました。

別の投稿で「独学を続けるために私が取り入れた具体的な学習方法」についてお話しできればと思います。この記事が、これから独学を始める方の気づきになれば嬉しいです🫡