簿記とMBAでの会計学のつながり。
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「簿記を学んでよかった」—数字が苦手だった私がMBAで“会計を理解できた”理由|“学び直し”のすすめ

「社会人が簿記を学ぶ意味って、本当にあるのかな?」
かつてそう思っていた私が、MBAの会計学を学んだとき、
「この考え方は簿記で習った」「この単語、聞いたことがある」と、
幾度も“知っている感覚”に助けられました。

正直に言えば、会計学は最後まで“楽しい”とは言い切れませんでした。
数字の正確さを求められるあの世界は、私にとって簡単ではなかったからです。
けれど、その「苦手」を支えてくれたのが、簿記という“基礎のリズム”でした。


簿記は「数字の筋トレ」——MBAで痛感した“基礎のちから”

MBAには会計学とファイナンスがあります。
会計学では割賦法や減価償却、ファイナンスでは企業価値、資本コスト、ROE、DCF…と、
慣れない数字や理論が絶え間なく登場します。

ざっくり言えば、会計は「過去を理解する学問」で、
ファイナンスは「未来を見通す学問」。
そのため、簿記を学んだからといってファイナンスが得意になるわけではありません。

わかっているようでわからない、会計とファイナンスの違いについて解説! | クラウド会計ソフト マネーフォワード

それでも、数字が苦手だった私がなんとか授業についていけたのは、
簿記によって“知っている”という小さな足場があったから。
基礎を知っていることは、学びの「抵抗」を減らし、「理解」をつなぐ糸になります。

簿記の勉強は、地味で、地道です。
貸借のバランスを合わせ、仕訳を一つずつ確認していく。
最初は「何の意味があるんだろう」と思っていました。

けれど、続けていくうちに、
数字は点ではなく関係の中で生きていることに気づきました。
一見小さな作業のようでも、それが企業全体の動きを映している。
その瞬間に、簿記という「数字の筋トレ」の意義を実感したのです。


「苦手」を克服したのは、意志ではなく仕組みだった

私は最初、数字を見るだけで肩に力が入りました。
わからないことが多く、自分を責めたくなることもありました。
それでも続けられたのは、意志の強さではなく、整える仕組みがあったから。

💡 Renoメソッド × 学びの仕組み

  • Ritual: 朝の静かな時間に、香りを使って脳をリセットする。
  • Nano-Step: 忙しい日でも、1日15分。“仕訳を3問だけ”解く。
  • Reflect: 間違いを「ダメ」ではなく「発見」として記録し、苦手を整える。

完璧を目指すより、リズムを維持する
それだけで、苦手なものに対する緊張が少しずつほどけていきました。
意志ではなく「仕組み」で学ぶことが、Renoメソッドの原点です。


MBAでの“会計学の壁”を越えられた理由

MBAの会計学は、想像以上に複雑で、正直しんどいと感じる瞬間も多くありました。
けれど、授業で出てくる言葉や考え方に“既視感”があることで、
焦りではなく「少しは理解できるかも」という余裕を持てたのです。

簿記で身につけた会計の構造思考が、理解の軸を支えてくれました。
教授の話がスッと頭に入る瞬間があり、
「この仕組み、どこかで見た」と感じられる。
それだけで、難しい授業も少し現実的に感じられました。

簿記を通して、“お金の流れを構造として捉える”という感覚が
ファイナンスや経営の議論につながっていく。
私にとってそれは、苦手分野を“理解できる領域”に変える
大きな支えになりました。

Renoメソッドでいう“整える”とは、
知識と経験を「流れ」で結び直すこと。
その積み重ねが、学び直しを支え、
苦手を「わかる」に変えていきます。


まとめ|学びは「やる気」ではなく「リズム」で続く

学び直しは、意志の問題ではなく、整える仕組みのデザインです。
簿記はその最初の入り口として最適な“学びの土台”。
近年は難易度が上がっていますが、
香り、リズム、記録という小さな習慣が、
大きな成長のリズムを生み出します。

数字が苦手な人こそ、
“整えながら学ぶ”という方法で簿記に挑戦してほしい。
私自身、会計学を楽しめたわけではありませんが、
「理解できた」「乗り越えられた」という確かな感覚が残っています。

それが、Renoメソッドが伝えたい“基礎の哲学”です。

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