「簿記2級って、独学でどれくらい勉強すれば合格できるの?」
そんな疑問に、社会人として実際に独学で合格した私の体験をもとに答えます。
私の場合、勉強時間は約270時間、期間は7カ月。
初めての受験では不合格でしたが、勉強法を見直して再挑戦し、無事に合格できました。
本記事では、
- 学習時間の目安
 - 効率的な勉強の進め方
 - 忙しい社会人が勉強時間を確保するコツ
を紹介します。 
簿記2級を「いつか挑戦したい」と思っている社会人の方に、リアルな時間感覚をお伝えできればと思います。
簿記2級を独学で合格するのに必要な勉強時間は?
結論:簿記未経験者なら300時間が目安です。
私の場合は、約270時間で合格しました。
学習の進め方や実務経験の有無によって前後しますが、社会人でも1日1時間前後×7カ月を続けられれば十分に到達できます。
簿記は「短期間で詰め込む」よりも「毎日少しずつ続ける」方が記憶が定着します。
勉強時間の長さよりも、“継続リズム”の方が重要です。
勉強時間の目安をタイプ別に整理すると?
| 学習タイプ | 学習時間の目安 | 期間の目安 | 想定される人 | 
| 初心者 (簿記3級未経験)  | 約300時間 | 約8カ月 | 数字が苦手な社会人 | 
| 簿記3級合格者 (実務経験なし)  | 約270時間 | 約7カ月 | 簿記の基礎を忘れかけている人 | 
| 簿記3級合格者 (実務経験あり)  | 約200時間 | 約5カ月 | 勘定科目に慣れている人 | 
| 商業・経理経験者 | 約80〜100時間 | 約2カ月 | 実務で簿記に触れている人 | 
このように、スタート地点によって必要時間は大きく変わります。
重要なのは、学習時間を「どう使うか」。次の章でそのコツを紹介します。
勉強を効率よく進める3つの方法
時間を増やすより、学習の質とリズムを整えることが合格への近道です。
① 教材を一貫させる(テキストは1冊に絞る)
あれこれ浮気せず、最初に選んだ1冊を信じてやり切ること。
私は『スッキリわかるシリーズ』を使い、テキストと問題集を2周しました。
② 問題演習に時間を割く(アウトプット重視)
理解よりも「手を動かす」時間を増やす。
1問1答の積み重ねが、知識の定着とスピードアップにつながります。
③ 毎日25分でもいい。習慣を味方につける
1日25分の学習を“習慣化”することで、モチベーションに頼らず続けられます。
勉強した時間よりも、「続ける習慣」こそが合格を引き寄せます。
簿記2級を独学合格 【社会人が合格する勉強法】 – Learners & Careers
社会人の勉強時間の配分(私の実例)
社会人は「勉強時間の確保」が最大の壁です。
私の場合、通勤前の朝学習+週末のまとめ勉強でリズムを作りました。
| 曜日 | 学習時間 | 内容 | 
|---|---|---|
| 月〜金 | 朝25分×2 夜25分 | テキスト読み・仕訳練習 | 
| 土曜 | 3時間 | 問題演習・模試演習 | 
| 日曜 | 1時間 | 模試の復習・苦手分析 | 
- 通勤時間を活用(アプリ学習・ノート見返し)
 - 朝型に固定して「学習の儀式化」
 - 忙しい週は、週末に5時間まとめ勉強
 
勉強時間の総量よりも、「リズムの一貫性」が記憶定着のカギでした。
私が270時間で合格できた理由
簿記は「1回目の不合格で終わらせない」ことが最大のコツです。
1回目で理解の壁を感じたら、
- 教材の使い方を変える
 - 問題演習中心に切り替える
 - 朝学習のリズムを作る
 
といった学習法の改善を行うことが、最短で合格へ近づく方法でした。
簿記は才能ではなく、戦略と習慣で合格できる資格です。
まとめ|簿記2級は独学でも十分合格できる
簿記2級は、社会人でも独学で合格できます。
必要な勉強時間は250〜280時間前後。300時間確保すれば安心。
コツは「習慣を味方につける」こと。
学習時間の長さよりも、“リズムの継続”が合格をつくる。
1日25分の集中を積み重ねることが、合格を一気に引き寄せます。
	
	


